ムエパン季節の4コマ 祈年祭

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祈年祭 きねんさい

「祈年祭」は「としごいの祭り」と言って、
毎年2月17日に全国の神社で行われるお祭りです。
(春のお祭りと合わせて行う神社もあり、日にちはまちまち。
 伊勢神宮では1週間の期間をかけて行われます。)

春になると山の神様が山から降りて、田の神様となり、
農民の農作業を見守って豊作をもたらす、という信仰から生まれた
五穀豊穣を祈る神道の祭祀。
同時に国の繁栄、皇室の安泰や国民の幸福が祈願されます。
(秋の収穫祭「新嘗祭(にいなめさい)」 とセットです!)

7世紀後半、天武天皇の時代から行われていたとの記録があり、
明治時代には重要な国家的祭事として位置づけられ、
宮中および全国の神社で「大祭」として祈年祭が行われていました。

戦後は日本の国家神道の解体とともに、
国家的祭祀としての性格は消えてしまい、
以後、宮中では天皇家の私的祭祀として、
全国の神社でも通常の祭祀のひとつとなりました。

*山の神さま

ちなみに移動中の山の神様を目撃すると死ぬ、といのは民俗学の定説のようです。
山の神様にまつわる禁忌は多く、禁忌を犯した人はたいてい死にます。
パワースポットだからと気軽に山に入るのは危険ですね。即、死ですから。。
時々気まぐれで人に乗り移り、占いの力を授けてくれたりもします。
あとはオコゼが好きという話も。


祈年祭wiki